ごあいさつ


クルール阪神さんにて、記事を掲載していただきました。

このお仕事を始めたきっかけから現在まで、またどんな思いをもっているかなど、

お時間がございましたら、お読みくださいませ。(2018年に掲載されました)

 

 

自分探しの2年を経て見つけた私らしいサロンのオープン

 

 この仕事を始めて3年(2018年現在)になります。私の場合は子育てがひと段落してからのスタートでした。5年ほど前、体調が悪い時期があって、それは、外にも出たくない、大好きな旅行にも行きたくないような状態でした。体が怠くて痛くて、肩も上がらなくなって病院へリハビリに通うほど。そんな時ふと、「私の人生ってなんなんだろう?こんなものなの?」って考えたんです。結婚してから長く、子育てや主人の会社の仕事の手伝いなど、家のため、子どものために生きてきたのに、これで終わっちゃうの?って。もちろんそんなのは嫌でした。このままでは終わりたくない!これからは自分のためにもっと人生を充実させたい!そう思って、いろんなお稽古事に通ってみることにしました。それは自分探しの2年間。模索しながら様々なレッスンに通ううちに、若い頃からお花が大好きで、生花やアーティフィシャルフラワーなど、途切れながらもずっと”お花”のお稽古を続けてきたことを思い出し、やっぱりこの道をしっかりと極めたいと考えるようになりました。そんな時に出会ったのが、芦屋のアイロニーというお花屋さんでした。オーナーフローリスト谷口敦史さんの作品に魅了され、すぐにレッスンを受講。ディプロマを取得し、主人の「やりたいと思っているならやってみたら良いよ」という言葉に背中を押してもらって、2015年秋、サロンをオープンしました。 


 この3年間で得たものは、多くの人とのご縁です。一歩足を踏み出してみると、出会いやご縁は一気に広がります。私もいろんな講師の方々に出会いました。「料理が得意だから料理教室をオープンした」「モノづくりが好きだからハンドメイド作家になった」など、私と同じように、子育てが少し落ち着いて、新しいことにチャレンジする女性が周りにたくさんいたんです。そんな心地よい仲間と共に、何かを発信したり、私のサロンを拠点に新しい講座やコラボレッスンを開催するようになり、ますます仲間が増えていきました。種類は違えどみんな講師同士という仲間。「一緒に盛り上げていこう」と士気もあがり、毎日が楽しく充実しています。何かに夢中になったり一生懸命頑張っている女性は、キラキラ輝いていて、みなさん本当に素敵なんですよ。

 

今後の展望は!

 

私の師である谷口先生のお店、アイロニーは芦屋が本店で、南青山とパリにも支店があり、去年の秋にはパリに研修に行かせていただきました。本場パリの市場やアレンジを肌で学び、さらにスキルアップしていきたいという思いに駆られると同時に、日本とは違う、パリスタイルのフラワーアレンジをたくさんの方に知っていただきたいと思いました。私自身もまだまだ夢の途中で、具体的どうしたいというものが明確にあるわけではないんですが、このパリスタイルの美しさを知っていただくために、さらにセンスを磨き極めていきたいと思っています。

 

読者ママへのメッセージ

 

私が子育て中の頃は、専業主婦が良しとされる風潮があって、働くよりも育児に専念する方が多かったように思います。けれど今のままたちは、出産する前から、復職の時期を常に念頭に置いて生活されていますよね。小さなお子さんがいらっしゃる生徒さんもいますが、育児と仕事の両立をしっかりとやってのけている。好きなことをたのしむのもとても上手で尊敬します。ただ、子育て真っ最中のママたちがジレンマに思われているのは、時間の自由が利かないことだと思います。時代が違っても、それは私も同じでした。早く大きくなってくれないかなあ、そしたら自分の時間が持てて、もっと自由に動けるのにって。でもね、子育ての時期って、本当にあっという間です。私も今となっては楽しい記憶ばかりで、今更ながら、あの頃もっと、子どもとの時間を大切に過ごせばよかったなって思います。その時々のお子さんの成長をしっかり楽しみながら頑張ってほしいです。

 近頃は生花を飾るお宅が少なくなってきていますが、生花にはプリザやアーティフィシャルフラワーにはない”パワー”があります。それは触ってみれば感じるもの。生花は生きているものです。きつく握れば折れたり痛んだりします。それをお子さんにも伝えてくださいね。小さいうちから、生命あるものに触れる経験は、優しい気持ちを育みます。また、生花は、テーブルに一輪飾ってあるだけで、ちょっとした心の余裕が生まれます。高価なお花でなくても構いません。ぜひ、生活にお花を取り入れてみてください。